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テンポとスピード♪ その2)

 
ずいぶん間が開いてしまいましたが、テンポとスピード その2)です♪
 
その1)は、速く弾いたからと言って速く聴こえないということが問題
 
というところで終わりました。
 
 
 
どんな曲でも、その曲に合った適正なテンポで弾くことは、
 
大切なことです。
 
問題は、その適正なテンポというのはいったいどの程度の速さなのか?
 
ということになります。
 
 
 
近・現代の作曲家の作品の場合は、
 
テンポをはっきりと指示していることも多いので、
 
それに従えばよいとは言え、難しさもあるかもしれません。
 
 
 
例えば、数年前に当時会員だった
 
日本ピアノ教育連盟のオーディション、
 
小学校1・2年生の部門で審査した時の課題曲の1曲は、
 
平吉毅州 作曲 「虹のリズム」より、「タンポポがとんだ」でした。
 
曲のはじめには「かろやかに」(四分音部=132~144)とあります。
 
速めのテンポを取る方が多かったのですが、
 
速く弾いているだけで、さっぱり4拍子のリズムが感じられず、
 
あせって聴こえるだけの演奏が多かったのを覚えています。
 
遅めのテンポを取って、作曲者の練習ノートにしたがって、
 
4拍目のウラ拍をあわてずに、
 
しっかりとリズムを刻んでいた方が少なかったのは、
 
もったいないと思いました。
 
指示された速度があると、速く弾いた方がいいように
 
思ってしまうのでしょうか?
 
私は、作曲者が演奏者のテクニックのレベルに合わせられるように、
 
速さに幅を設けたのでは?と思っています。
 
 
 
実は、例に挙げる曲をどうしようかとしばらく迷っていて、
 
その2)を書くのが遅れてしまいましたが、
 
大人の生徒さんとお話ししていてヒントをもらいました。
 
ショパンの「幻想即興曲」です。
 
まあ、「幻想」というのは、出版者が付けたものだというし、
 
ショパンは本当のところ、世に出したくなかった曲のようですが、
 
4曲の即興曲の中では、一番有名ですね。
 
 
 
先日、ロビーコンサートでこの曲を演奏しましたが、
 
私は、この曲を多分一般的に知られているよりも
 
遅いテンポで弾いています。
 
いえ、巷で弾かれているようなテンポでも昔は弾いていましたよ。
 
ものすご~く速く、速く・正確に!
 
でも、そんなに速く弾いてしまうと、
 
きれいなメロディーをすっ飛ばすように弾かなくてはならなくて、
 
細かい音の動きや揺れなんぞが全て埋没しちゃうじゃありませんか?
 
こんなにきれいなのに、もったいない!!
 
 
 
よ~く楽譜を見てみると・・・・
 
楽譜には“Allegro agitato”とあります。
 
確かに、このテンポは「速く」のくくりの中には入っていますが・・・
 
右手の最初の16分休符をすっ飛ばすように、
 
入っちゃっていいんでしょうか?
 
私は、最初の音がなくて休符ってところがすご~く大事だと思うんです。
 
“agitato”は、休符があるからこそだと思います。
 
1拍目の頭の音がないって、不安にかられたり心配になったり、
 
とにかく気持ちがざわつきますね。
 
 
 
左手のアルペジオも、微妙な変化があったりして、
 
右手のカウンターメロディーになるところも多くあるのですけど、
 
速すぎると、それもすっ飛ばし・・・
 
結局、ぶわ~~~~~っと弾いて、
 
中間部に突入って感じになっちゃいます。
 
 
 
実は、夫のピアノの師は、イギリスで代々続く音楽家の家系で、
 
大おばあ様にあたる方は、ショパンのお友達だったそうです。
 
ショパンは、自分の曲が将来「より速く、より強く」弾かれるだろう、
 
ということをとても心配していたそうですが、
 
実際、ショパンが心配した通りになっているのではないでしょうか?
 
 
 
速く弾くことの弊害はいろいろとありますが、
 
あせって聴こえるだけで、音楽の息づかいを感じられない、ということ、
 
その音楽の本当の美しさを見失ってしまっている、というあたりが
 
大きな問題なのではと思います。
 
 
 
ちなみに、ヒントをくれた大人に生徒さんは、
 
先日のロビーコンサートに来てくださり、
 
私の演奏がとても「立体的だった」という感想をくださいました。
 
「立体的」と言われたのは初めてなのですが、
 
多分テンポがゆっくりめな分、音の揺れやダイナミクスの幅、
 
左手のカウンターメロディとのやり取りなどを、
 
敏感に感じてくださったのでは?と思い、
 
生徒さんの繊細な感性にもとても感動しました。
 
 
 
「ラベルのソナチネの第3楽章は速すぎて弾けないかも・・・」
 
という話からの発展だったのですが、
 
「スピードじゃなくてテンポで聴かせれば、速く聴こえるから大丈夫!」
 
ということで、おいおい挑戦することになりました。
 
 
 
もちろん、これ以上遅く弾いてしまってはちょっとおかしいぞ!
 
というテンポもありますので、そこは、クリアする必要があります。
 
でも、実際は曲のスピードに関しては、
 
弾き方によって幅を持たせることが十分にできると思いますので、
 
「この曲は弾けないわ!」とあきらめてしまわないでくださいね♪
 
 
 
 
 

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